校長日誌
開校記念日について
「開校記念日」にあたって
新校「和光国際高校」 初代校長 佐藤 忠好
5月26日(火)は、新校「和光国際高校」が開校して初めての開校記念日となります。この5月26日は統合校である旧和光高校の開校記念日を継承したものです。
旧和光高校の過去の時代を精一杯に生きた生徒や教職員の思いや努力、学校を閉じる最後の1日まで一生懸命に生きた生徒たちの思いを、私は絶対に無駄にしたくありません。そのために、旧和光高校の思いを託された私たちが、新校「和光国際高校のプライド」を持って、1日1日を大切に一生懸命に生きること、とても大切だと思っています。
さて、生徒のみなさんは、授業がない「休業日」となり、お休みとなります。では、みなさんはなぜ開校記念日がお休みになるか、考えたことはありますか?
昔は、開校記念日には学校や別の場所(例えば、市民ホールみたいな場所など)を使って、来賓を招き開校記念式典を行いお祝いしていました。関係者全員で学校の歴史を振り返り、営みや伝統を感じ、先人たちに感謝して、そしてこれからもしっかりと学校の「伝統を守り、継承していきます」というような結団式のような内容でもありました。そこで教職員も、場合によっては生徒も参加したりするので、学校を休みにする必要がありました。開校記念日とはそれだけ重要で、意味深い日ということです。そのなごりもあってか、現在も県のきまりによって開校記念日は「休業日」と定められています。
日々の生活の中には様々な「記念日」があり、そこには「感謝」や「思い」が込められていることでしょう。生徒のみなさんには、5月26日(火)を新校「和光国際高校」の生徒として意味のある1日にしてほしいです。もちろん、普段はない平日のお休みなので、友達と出かけたり、何かじっくりと物事に取り組むのもいいでしょう。そこにぜひ、新校「和光国際高校の開校記念日」を心に想い、これまでの学校生活を振り返ること、これから先の日々で自分がやり遂げたいこと、など和光国際高校について何か考えたりする時間を作ってもらえたら、きっとこの1日が「素晴らしい記念日」になるはずです。
新校「和光国際高校」 心は一つ ワンチーム!
One Teamようこそ校長室へ「開設」
令和8年度「熱意あふれる教職員に感動」
「生徒は可能性の塊」です。着任してまだ14日目ですが、生徒の可能性を伸ばすことに熱意をもって取り組む教職員、日々の教育活動に真摯に向き合う熱心な先生方や縁の下の力持ちの事務室等、本校は各々のポジションで誠実に丁寧に学校を支えています。そんな教職員をたいへん誇らしく、頼もしく感じています。
新校「和光国際高校」がスタートしましたが、本校をより魅力的な学校にしようと意欲的に取り組む教職員は、保護者や地域の皆様のお力を生徒の成長につなげようと日々努力し工夫を重ねる姿が見られます。
開校式・入学式では、校内の美化活動に黙々と取り組む職員の姿もありました。そうした日常の確実な行いに、本校をしっかりと支える「人」の力を感じ、心から感謝しています。
こうした「人」の力こそが、新校「和光国際高校」を支えさらに魅力的に進化させていく原動力だと感じています。
ぜひ多くの皆様方に、本校の最大の強みである「人」、教育環境を実際に感じていただければと思います。
本校では、生徒一人ひとりの夢を希望へと導き、その希望が現実のものとなるよう、教育環境の充実に努めております。
引き続き、御理解と御協力をお願いいたします。
令和7年度が終了しました
本日終業式を行い令和7年度が終了しました。本年度も生徒一人一人が、学習、学校行事、部活動などに全力で取り組み大きな成果を残してくれました。この4月からは、新校「和光国際高校」としてスタートします。今後とも変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
【3学期終業式校長講話】
本日で令和7年度3学期が終了します。皆さん、この1年はどうだったでしょうか。
まず、2年生は年度初めに立てた目標をどれくらい達成できたでしょうか。中堅の学年として、何事にも中心となって学校を牽引してきたでしょうか。 部活・委員会・生徒会などで先輩から受け継ぎ、後輩に襷を繋ぐべく懸命に努力してきたか、などこの1年の自分自身を振り返ってほしいと思います。
1年生はどうでしょうか。3月17日に入学説明会がありました。去年の同じ頃、緊張して説明会に出席したときのことを思い出してみてください。あれから1年、和国での忙しい毎日を必死で過ごしていくうちに、ずいぶん成長したはずです。自分自身で成長ぶりを振り返ってみてください。
さて、本日は「伝統を引き継ぐ大切さ」というお話をします。
「伝統」と聞くと、神社やお祭り、古い建物など「形のあるもの」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、本当に大切なのは「形のない伝統」です。たとえば、本校で言えば、「人を思いやる気持ちを持った生徒が多い学校」「雰囲気が良い学校」ということでしょうか。
本校は来年度で40年を迎えます。その間ずっと目には見えない伝統を先輩たちが受け継いできました。
しかし、形のない伝統は、建物のように残しておくだけでは続きません。生徒ひとりひとりが自覚して伝えていくものです。建物は壊れても建て直せますが、思いやりや誇りのような形のない伝統は、人が受け継がなければ消えてしまいます。
本校は4月から新校「和光国際高校」としてスタートします。
皆さんにお願いですが、本校のこの素晴らしい「目に見えない伝統」を新校になってからも後輩たちに繋いでください。
4月からの皆さんに期待して、終業式のあいさつとします。
卒業証書授与式を行いました
本日第37回卒業証書授与式を行い、309名の生徒が和国を巣立っていきました。彼らは学習や部活動、学校行事と何事にも全力で取り組みました。友人や周囲の人たちへの気配りや優しさも持ち合わせていました。これからも挑戦する気持ちを忘れずに大きく羽ばたいてください。
【校長式辞】
桜の蕾も日に日に膨らみ始め、春の足音が聞こえてくる、今日この佳き日、埼玉県立和光国際高等学校第三十七回卒業証書授与式を挙行できますことは、本校にとりましてもこの上ない喜びであります。 ご多忙の中、PTA会長 大八木 繁則 様をはじめ多くのご来賓、保護者の皆様のご臨席を賜り、心から御礼申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与しました、三百九名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。本日めでたく卒業の日を迎えることができましたのは、一人一人が三年間、たゆまぬ努力を続けてきた結果です。その努力に対して心から拍手を送ります。
また、皆さんが晴れの卒業を迎えられたのは、皆さん一人一人の頑張りに加えて、クラスや部活動でともに笑い、ともに涙を流し、互いに支え合った友人や熱心に指導してくださった先生方、そして何よりもわが子のことをかけがえのないものとしていつも温かく見守っていただいた家族の存在があったからです。そうした周りの方々に心から感謝の気持ちを伝えてください。
卒業生の皆さんは、令和五年四月に、夢と希望に胸を膨らませて、本校の門をくぐりました。学習や学校行事、生徒会活動、部活動、そしてボランティア活動に全力で取り組み、仲間たちとともに友情を育み、充実した高校生活を過ごし、この三年間で大きく成長してくれました。和国というすばらしい環境の中で、日々、さまざまなことを発見し、さまざまなことに挑戦をして、たくましく成長した自分に誇りをもってください。
さて、これから皆さんが生きて行く時代は、少子高齢化、高度情報化、グローバル化など、変化が激しく、先行きが分かりづらい時代になります。また、これからはいろいろなことがAIにとって代わるとも言われています。国内外で課題が山積し、そのいずれもが正解のない、あるいは正解が一つとは限らない複雑で困難な時代です。このような厳しい世の中に出ていく皆さんが、たくましく生きていくために、二つのことをお願いします。
一つ目は、人と人とのつながりや「対話」を大切にしてもらいたい、ということです。
AIが発達し、私たちの生活の隅々までその恩恵が及ぶような社会でこそ、他人との「対話する力」が必要です。AIでも人間の能力を簡単には超えることはできませんが、人間一人一人の力には限りがあります。乗り越えられそうにない問題にぶつかっても、他の人たちと一緒に考えたり、話し合ったりすることで解決していくことができます。皆さんは、本校で学校行事等や部活動、生徒会活動等をとおして、そのような力を培ってきました。卒業後もぜひその力を発揮してください。
二つ目は、世界のどこかを支える人になってほしい、ということです。
世界に目を向けると、多くの場所で戦争や紛争が起き、それぞれの国が課題を抱えています。皆さんは、本校で異なる言語・文化・価値観を持つ人々を理解し、積極的に意思の疎通を図ることを学んできました。
以前お話ししましたが、医師の中村哲さんは、アフガニスタンの厳しい医療や農業の状況を改善しようと、現地に赴きました。現地の人たちと一緒に活動を続ける中で、戦争や治安の悪化など多くの困難な状況に直面しましたが、現地の人々の幸せを第一に考え、決して諦めずに活動を続けました。彼の作った水路のおかげで枯れた土地は肥沃な農地に変わりました。残念ながら中村さんは凶弾に倒れてしまいましたが、中村さんへの感謝の気持ちは現地の人たちの心の中に永遠に刻まれています。皆さんも、人の痛みや悲しみを知り、周りの人を慮り、彼らを受け入れ、互いに尊重し合える仲間として、共に未来を拓き、世界のどこかを支える人になってください。
さて、四月から本校は、和光高校と統合し、新校となります。最初このことを聞いたときに皆さんは、戸惑いと不安があったと思います。しかし、皆さんはすぐに前を向き、新校のことを考えてくれました。昨年十一月の和光高校の文化祭では生徒会の人たちを中心に、展示を行い、和光高校最後の文化祭に華を添えてくれました。私は、和国生の他人を思いやる気持ちや温かさに感動しました。
これから、在校生・職員一同、今まで築いてきた和光国際高校をさらに発展させ、より充実した学校になるよう努めていきます。皆さんが過ごした和光国際高校は永遠にここにあります。
最後に保護者の皆様に申し上げます。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。保護者の皆様にとりましても、お子様の三年間の成長を前に、喜びもひとしおのことと推察申し上げます。
お子様の健やかな成長を願って支えていただいた皆様にはさぞかし苦労も多かったと存じます。今日の佳き日を迎え、立派に成長されたお子様のご卒業に、教職員一同、心よりお慶び申し上げます。また、本日まで本校にお寄せいただきましたご支援、ご協力に深く感謝申し上げます。
結びに、本日ご臨席の皆様のご多幸と、三百九名の卒業生の皆さんの、今後の限りない活躍を心から祈念いたしまして式辞といたします。
令和八年三月十一日
埼玉県立和光国際高等学校長 堀 尚人
3学期が始まりました
本日始業式を行い3学期が始まりました。始業式では冬季休業中の表彰を行いました。少林寺拳法部は関東大会で好成績を納め、多くの生徒が3月に香川県で行われる全国選抜大会への出場を決めました。また、読書表彰では年間300冊以上の読書を行った2人の生徒の表彰を行いました。続いて、中国語コンテストとビブリオバトルの全国大会へ出場する生徒の壮行会も行いました。本校はさまざまな場面で活躍する生徒が多くおります。一人一人が自分らしく輝く一年になってもらいたいと思います。
【始業式校長講話】
皆さん、新年明けましておめでとうございます。まずは大きな事故もなく、こうして3学期を迎えられることを大変嬉しく思います。
冬休みはどうでしたか?充実した時間を過ごせましたか?今回は、皆さんの中にも、家族で帰省したり、地元の神社やお寺に出かけ、お参りした人もいると思います。
特に受験を控えている3年生諸君は、受験に成功するよう神仏に手を合わせた人も多いと思います。私も近所の神社に行き、皆さんのためにお札をいただいてきました。体に気をつけて頑張ってください。
さて、年頭にあたり本校校歌の作詞者である谷川俊太郎さんの詩「成人の日に」についての話をしたいと思います。
成人の日に/谷川俊太郎
人間とは常に人間になりつつある存在だ
かつて教えられたその言葉がしこりのように胸の奥に残っている
成人とは人に成ること もしそうなら
私たちはみな日々成人の日を生きている
完全な人間はどこにもいない
人間とは何かを知りつくしている者もいない
だからみな問いかけるのだ
人間とはいったい何かを
そしてみな答えているのだ その問いに
毎日のささやかな行動で
人は人を傷つける 人は人を慰める
人は人を怖れ 人は人を求める
子どもとおとなの区別がどこにあるのか
子どもは生まれ出たそのときから小さなおとな
おとなは一生大きな子ども
どんな美しい記念の晴れ着も
どんな華やかなお祝いの花束も
それだけではきみをおとなにはしてくれない
他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず
流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で
いまあるものを組み直しつくりかえる
それこそがおとなの始まり
永遠に終わらないおとなへの出発点
人間が人間になりつづけるための
苦しみと喜びの方法論だ
まず、「人間とは常に人間になりつつある存在だ」ですが、
私は「完璧な人なんていない、人は常に失敗もしながら、成長し進歩していく」と解釈しました。そのためには、コツコツとあきらめずに努力していくことが大切であると思います。
また、次に
「どんな美しい記念の晴れ着も、どんな華やかなお祝いの花束も、それだけでは君を大人にはしてくれない」という一節があります。
いくら着飾っても、周りがもう「大人」だよと言っても、本人の中身が成長していなくてはならない、と言うことです。昔は20歳で成人でしたが、今は18歳で成人です。3年生の多くは成人の人が多いと思いますが、皆さんも、「大人」の自分を十分に意識してほしいと思います。「大人」とは、「自分や周りのことを考えて行動できる人」ことを言います。しかし、谷川さんは、大人であるから「なんでもできる」「完璧でなければならない」とは言っていません。大人も迷い失敗するし、間違いも犯す、これも成長の一部と言っています。一人一人みな違うが大切な存在なのだ、と谷川さんから励まされていると感じます。
さらに、次の一節を見てみましょう。谷川さんはどんな人が大人と言っているのでしょうか。
「他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ 自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
でき上がったどんな権威にもしばられず 流れ動く多数の意見にまどわされず
とらわれぬ子どもの魂で いまあるものを組み直しつくりかえる
それこそがおとなの始まり」
権威を恐れず、周りの多くの意見にまどわされず、生きようとすること。それは確かに勇気のいることかもしれません。しかし、自分自身の考えをしっかり持ち、周囲に流されずに行きていく人こそ本当の大人です。このことは難しいことかもしれませんが、そういう大人になりたいものです。
新年にあたり谷川俊太郎さんの詩を紹介しましたが、 皆さんも失敗や迷いも成長の一部と受け止め、行動してもらいたいと思います。
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。日頃より本校の教育活動に際して、多大なるご支援、ご協力を賜り感謝いたします。
2026年が明けましたが、いよいよこの4月から本校は新校「和光国際高等学校」として、スタートします。いままで培ってきた「和光国際高等学校」の教育をさらにブラッシュアップして、より魅力的な学校になりますので、今後とも変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
埼玉県立和光国際高等学校長 堀 尚人
Happy New Year. I would like to thank you for your great support and cooperation in the educational activities of our school on a daily basis.
2026 has begun, our school will finally start as a new school "Wako Kokusai High School" from this April. We will further brush up the education of "Wako Kokusai High School" that we have cultivated so far and make it a more attractive school, so we ask for your continued support and cooperation in the future.
Naoto Hori
Principal of Wako Kokusai High School
2学期が終了しました
本日の終業式をもって2学期が終了しました。勉強はもちろんのこと、部活動や外国語のコンテストなど和国生の活躍が目立った2学期でした。日頃よりご支援ご協力いただいている皆様に感謝申し上げます。
【2学期終業式校長講話】
第2学期も今日で終了します。皆さんにとって、この4カ月はどうでしたか。
皆さんは、勉強を中心にしながら部活や学校行事によく頑張ってくれました。皆さんが輝く場面を多く見られたことはたいへんうれしく思います。
さて、11月に2年生と修学旅行でシンガポールに行ってきました。そこで感じたことをお話しします。
シンガポールは、東京23区と同じくらいの小さな国ですが、経済や教育や都市開発などで世界的に成功しており、日本にとっても参考になる点が多くあると感じました。
シンガポールが繫栄している要因として、教育制度の充実が挙げられます。シンガポールも日本と同様資源が少ない国ですが、「人こそ最大の資源」と位置づけ、幼少期から大学・専門教育まで一貫して高度の教育を提供してきました。IT、金融、バイオテクノロジーなど成長分野で大きな躍進を遂げているのは、この教育制度のおかげです。また、シンガポールでは英語が公用語になっています。これは、いくつかの民族をまとめるために英語を公用語にしたためで、日本とは事情が異なりますが、多くの人が英語を使えることで、国際社会で活躍できる人を育成しています。日本もグローバル化が進む中で、英語教育の強化や理数教育の充実が求められており、シンガポールの教育方法は大いに参考になると思います。
また、行政や公共サービスのデジタル化がかなり進んでいると感じました。シンガポールでは、税、医療、教育に至るまでオンラインで完結し、市民の利便性と行政効率を同時に高めています。また、地下鉄などの公共交通機関も充実しています。日本の都市でも交通渋滞や環境問題が課題となっていますが、シンガポールの効率的な都市運営は大いに学ぶべきものがあります。
最後に、多文化共生が進められていると感じました。シンガポールはさまざまな民族が共に生活しており、政府はそれぞれの文化や宗教を尊重しながら調和を図っています。日本も近年、多くの外国人が増えており、多様な文化を理解し共生する社会作りが課題となっています。シンガポールの成功例はそのヒントになると思います。
もちろん日本の方が優れているものも多くあるかと思いますが、シンガポールをはじめ他国の素晴らしいところを学び、日本が持つ文化的な魅力や技術力を生かしながら、変化を恐れずに挑戦していくことが、これからの皆さんに課せられた使命でしょう。皆さんも現地に行っていろいろと感じたことを大切にしてください。これこそが実際に海外に行く大きな価値であると思います。
最後に、冬休みに入るにあったって、それぞれの学年の皆さんにお話しします。
3年生にとっては、いよいよ受験本番です。いろいろと心配なこともあるかもしれません。そんな時は、いままで勉強してきた教科書、参考書、ノート等を積み上げてください。きっとこれだけやったという満足感があると思います。焦らず、でも毎日着々と日々の勉強をこなしてください。そして周りを見渡してください。一緒に頑張ってきた仲間がいます。受験は団体戦です。3年生全員の頑張りを期待しています。
2年生は修学旅行が終わりました。皆さんどうだったでしょうか。海外で言葉もなかなか通じず困った人もいるかもしれません。一方で、自分の英語も使えるな、と思った人もいるかもしれません。きっといろいろな意味で、ひとまわり成長したと感じている人も多いのではないでしょうか。さて、修学旅行も終わり、これからは、いよいよ具体的に進路のことを考える時期になりました。周りが大学に行くから自分も、というのではなく、自分自身の将来のことを真剣に考えてもらいたいと思います。
1年生は、ダンス発表会を見させてもらいましたが、クラスごとに工夫をこらし、素晴らしいものになっていました。みんなで何か行うときはうまくいかないことの方が多いかもしれません。そこを何とかしょうとすることが、皆さんを成長させます。部活動や語学のコンテストなどでもがんばっている一年生も多くおります。4月からこの8ヶ月間で和国生として大きく成長していると感じます。
皆さん、1月8日、元気に登校してください。
2学期が始まりました
本日始業式を行い2学期が始まりました。夏季休業中は、和国生一人一人が充実した夏を過ごしてくれました。約100名が参加した海外研修では、始業式の報告で代表生徒が、「この経験をもとに何事にも失敗を恐れずに挑戦したい」と話してくれました。2学期も和国生それぞれが自分らしく充実した時間を過ごしてもらいたいと思います。
【始業式校長講話】
皆さん、おはようございます。校長の堀です。
本日から2学期がはじまります。
皆さん、夏休みはいかがでしたか。大きな事故等もなく、皆さんがこうして2学期を迎えられたことをうれしく思います。
部活動では、インターハイやコンクールでの活躍が光りました。
少林寺拳法部とフェンシングの3年8組 岩橘 英莉花さんが活躍してくれました。また、文化部では吹奏楽部が2年ぶりに西関東大会出場を決めました。西関東大会では素晴らしい演奏を期待します。
また、3年生の皆さんは進路に向けて、充実した夏休みだったでしょうか。特に7月の「夏の集中勉強会」では100名余りの生徒が参加し熱心に勉強していました。皆さんの秋以降の頑張りを期待しています。
また、海外研修関係では、アメリカ、オーストラリア、フィリピン、インドネシアと多くの生徒が研修に出かけました。たいへん貴重な経験をされたと思います。ぜひ、周りの人たちとその経験を共有してください。そして、日々の高校生活に生かしてください。
さて、この夏は、先の大戦、第二次世界大戦の終戦から80年ということで、各メディアで多くの報道がされましたので、みなさんも関心を持った人も多かったと思います。
今日お話したいのは、なぜ日本はあの悲惨な戦争に進んでしまったのか、そうならないためにはどうしたらよいか、ということです。これは諸説ありますが、日本人は周囲の「空気」というものを非常に気にする国民である、ということも大きな原因であると言われていることです。
第二次世界大戦が始まると、日本では「空気」によって意見が一つにまとまる現象が見られました。これは、軍部の強い影響力や、国家の存続をかけた戦争への参加が背景にあります。政府やメディアが戦争を美化し、国民の意識を統一することで、異論を唱えることが難しくなり、個々の判断よりも集団の意見が優先される状況が生まれました。このような状況では、反対意見を持つことが社会的に許されない雰囲気が形成され、結果として多くの人々が「空気」に流されることになりました。
実は、日米開戦前「総力戦研究所」というエリートたちがこの戦争をシュミレートした結果、「圧倒的敗北」ということが出ていたそうです。
しかし、そのような結果を無視しても、多くの人々が「空気」により戦争を支持してしまいました。
今の日本でも、周囲の「空気」というものを非常に気にする国民である、ということはあまり変わっていないと思います。組織や社会の「空気」に抗うことが難しい、と言われていますが、皆さんは、まず自分の考えをしっかり持ってください。それには多くの知識を得ることと、多くの経験をすることです。他の人の意見に安易に流されるのではなく、自分自身でしっかり考え行動する人になってもらいたいと思います。
さて、3年生は、いよいよ和国で授業を受けるのもあと半年です。受験に向かう不安はあるでしょうが、全国の受験生みんな同じです。苦しい時は周囲を見渡してください。いままで頑張ってきた友人たちとがんばってください。
2年生は、11月に修学旅行が控えています。勉強・部活・学校行事すべてを自分たちが牽引する気概を持ってがんばってください。
1年生も、学校にも慣れ自分のペースをつかめてきたころだと思います。ぜひいろいろなことにチャレンジしてください。もちろん失敗してもOK、そこから学べることも多いはず。 “The only failure is not to try” の精神でがんばってください。
1学期が終了しました
本日終業式を終え、1学期が終了しました。終業式では、インターハイに出場する少林寺拳法部、フェンシングの壮行会を行いました。また、夏季休業中に海外研修に行く生徒代表からのあいさつもありました。3年生は受験勉強が本格化します。夏の集中勉強会には100名以上の生徒が参加し、1日10時間以上の勉強を目指します。海外研修には、オーストラリア2コース、ボストン、フィリピン、インドネシアに約100名近い生徒が出かけます。さまざまなことに挑戦し、頑張る和国生を応援しています。
【1学期終業式校長講話】
第1学期も今日で終了します。皆さんにとって、この4カ月はどうでしたか。
皆さんは、勉強を中心にしながら部活や学校行事によく頑張ってくれました。
まずは部活動ですが、どの部活動もよく頑張りました。確かに、部活動と勉強との両立は大変ですが、部活動をやり通すことの意義は大きなものがあります。先ほど表彰、壮行会を行いましたが、全国大会に出場する部活動は、ぜひ日頃の成果を発揮して頑張ってください。
学校行事については、6月の文化祭がありました。4000人余りの方に来場していただき、大変盛り上がりました。各クラスや部活動等が趣向を凝らしたいへん素晴らしかったです。裏方として一生懸命働いていただいた実行委員や委員会の皆さんもご苦労様でした。
今日は、「すぐ役に立つものは、反面、すぐに役に立たなくなる」という話をします。
「すぐ役に立つものは、反面、すぐに役に立たなくなる」とはかつて慶應義塾大学の塾長であった小泉信三氏の言葉です。日本では、1990年代半ばから、「すぐに社会に役立つ人材、即戦力を出すべきだ」という声が強まってきました。教養教育が軽視され、早く専門教育をすべきだという考えが産業界からも聞こえてきました。
一方で米国の大学では伝統的に教養教育を重視してきました。結果として、米国ではグーグルやアマゾンといったいわゆる「GAFA」と呼ばれるIT企業が世界を席巻したのに対して、最近日本ではそのような世界企業が生まれていないのが現状です。海外では、複数の学問を専攻する学生が多くいます。例えば、医学と音楽とか、文学とスポーツとか。一つのことに集中することは大切なことですが、幅広いことに興味を持ち、追求していくことも非常に大切なことです。
いま、私たちは様々な課題に直面しています。国内外で課題が山積し、そのいずれもが正解のない、あるいは正解が一つとは限らない複雑で困難な時代です。そのような世の中を生きていくには、専門分野に限定せず、様々な分野の知識を得ることが大切です。「すぐに役に立たないかもしれないが、生涯にわたって役に立つ本物の知識、人間力をつける」、まさに「教養(リベラルアーツ)」が必要です。
皆さんも、例えば、学習にしても、特定の科目しか興味を持たないのではなく幅広く勉強し、また、学校行事や部活動やボランティアにも積極的に関わり、自分自身の「教養」を幅広く身につけてください。
次の話は、選挙についての話です。20日は参議院選挙の投票日です。3年生の皆さんの中で18歳になった人は、家に投票券が届いていると思います。ぜひ皆さん、投票にでかけてください。世の中よくならないとか、文句を言っているだけでは変わりません。まずは行動することが大切です。皆さんの身近なことと言えば、例えば消費税の問題とかあると思います。国の政策を決めるのは議員です。それを選ぶのは皆さんです。皆さんは5月の生徒総会で積極的に議論を交わしていました。是非とも自分たちでこれからの世の中を良くしていくという意識を持ってください。
最後に、夏休みに入るにあったって、それぞれの学年の皆さんにお話しします。
3年生にとっては、いよいよ受験本番です。
高校時代を振り返ってみたときに、記憶に残るくらい勉強してください。自分の時間のすべてをひとつのことに集中できることは長い人生でもそんなにはありません。勉強だけできる苦しさとそして幸せを感じながら、心と体の健康管理をしっかりして頑張ってください。
1,2年生にとっては、様々なことに挑戦して頑張れるときです。部活動しかり、勉強しかり、自分の興味のあるものに全力で取り組んでください。まさに、The only failure is not to try. です。この中で海外研修に出かける人もいますが、是非いろいろと経験してきてください。きっと皆さんにとって、人生における大きな財産となるでしょう。
また、この時期に考えてもらいたいことは、将来のことです。皆さんは漠然と大学に行くと考えていませんか。その先のことをぜひ考えてください。将来どんな仕事をしたいか、そのためにどんな道があるのかを考えることが必要です。夏休みは時間がたくさんあります。そのための時間にしてください。
9月1日、元気に登校してください。