2023年度 最近の出来事

修学旅行四日目、五日目

 10日10日(火)の午前中は、F.W.班別研修の班を再び作り、「SDGsをより良く達成するために日本とシンガポールを何をすべきか」というテーマのもと現地の学生と一緒にディスカッションを行いました。

 事前学習として生徒が最初に行なったのは、シンガポールで行う各班のF.W.の目的がいかに社会問題と関連しており、またなぜその問題を解決するべきなのかをSDGsの目標と照らし合わせながら考えたことです。

第二に、その社会問題に対してシンガポールや日本ではこれまでどのような取り組みがなされていたのかを先行研究を調査しながら探究活動をしました。

最後に上記の先行研究を通してシンガポールと日本のSDGsに対する政策の良い点と課題点を整理することで各班のF.W.の目的を明確化し、そのF.W.を行う調査方法や予想される結果や考察も考えました。

 当日のディスカッションでは、F.W. で発見したことや感じたことを現地の学生と共有し、日本のSDGsに対する政策の良い点と課題点について話し合いました。そしてこれらを踏まえて「より良い社会の実現に向けて、お互いの国がそれぞれ学ぶべき点は何か」ついてディスカッションを行いました。

 どの生徒も積極的にディスカッションに参加しており、このF.W.で発見したことや感じたことを自分の言葉で伝えようとしていた姿が印象的でした。

 

 また自分の意見を一方的に言うだけでなく、現地の学生が話す内容に対して前傾姿勢になり耳を傾けて必死に話を聞く姿や相手に質問をして議論を深めようとしている姿も積極的かつ主体的な参加が反映されていると感じた光景でした。こうしたインタラクティブなコミュニケーションは現地の活動ならではのものです。相手の表情や仕草、ときにはペンを走らせるところを見つめたりしてフルに五感を使ったコミュニケーションを体験できました。

シンガポール校外学習における最後のメイン活動であり、総合的な探究との絡みで行なったこのディスカッション活動を通じて、1人でも多くの生徒がものの見方や考え方を広げることができたのでないか、と感じました。

 「B&S研修、最初はしゃべった事がない人と巡るのが少し憂鬱だったけど、おかげで新しい友達ができて良かった!」との声があり、生徒の明るい表情が多く見られました!

 午後はバスでオーチャード通りを散策です。地下四階まであるショッピングモールで昼食を食べたり、通りを歩きながらお土産を買っている生徒の姿が見られました。

 ホテルで荷物を取って夕食会場へ。

 その後はいよいよチャンギ国際空港から帰国です。

 チェックインした後、搭乗口付近でお店を見て回りました。飛行機に乗って明くる日の朝はもう日本です。少し名残惜しそうな顔も。

 11日火曜日の朝、羽田空港にA団とB団、成田空港にC団がそれぞれ無事に到着。生徒たちはみな元気な顔で家に向かいました。

 振り返るとあっという間のとても充実した五日間でした。

 生徒たちの成長がたくさん感じられた修学旅行でした。